弟子屈町に行ってきました。

 突然ですが、弟子屈町ってご存知ですか。「でしくつ」町ではありません。
「てしかが」町と読みます。

 弟子屈町は札幌から約350㎞東に進んだところにある人口約6,400名のまちです。
昭和の大横綱 大鵬の育ったまちとしても有名です。

弟子屈町HPより引用

 そしてなによりも弟子屈町は世界でも有数な自然を多く遺していることが魅力となっています。町の大半は阿寒摩周国立公園に位置しております。
 特に有名なスポットとしては

 ①世界で2番目の透明度 「摩周湖」

弟子屈なび より引用

②日本最大のカルデラが作り出す 「屈斜路湖」

弟子屈なび より引用

③2週間で大釘が溶けてしまう!? 超酸性 「川湯温泉」

川湯神社の御手水も温泉使われています。

今回の目的

 今回、弟子屈町を訪れた目的は弟子屈町の「地域おこし協力隊」川上椋輔さんにお会いすることでした。

 川上さんは大学卒業後、UHB(北海道文化放送)に入社しアナウンサーとして活躍する。しかし報道における限界を感じ、自分自身が地域の活性化に直接かかわりたいと同社を退職し、現在は弟子屈町の地域おこし協力隊として活躍されています。

打合せ場所の弟子屈JIMBAも川上さんの会社が運営しています。 (弟子屈なび より引用)

川上さんとの面談で感じたこと

 川上さんとは現在の私たちの地域活性化事業について、川上さんの弟子屈町での活動についてや想いについてなどお話を伺いました。そのなかでも印象的だったことをまとめます。

町の人たちが町の魅力に気づいていない。
 弟子屈町には豊富な観光資源だけでなく7種類の源泉があり、場所場所で泉質の温泉を楽しめたり、北海道で冬にマンゴー栽培が出来るほどの温泉熱が町中にあふれていたりなど他の地域にはない特徴が様々ありましたが、町の方々はその価値/魅力に気づいていなかったり、逆に不便にまで感じていたそうです。
 川上さんはそんな町の人々の印象を変えるべく、前職でのスキルも活かし弟子屈町のトピックをYouTubeで発信をしています。その活動も通じて、現在では弟子屈町の魅力に気づく方、誇りに思う方も増えているそうです。

で発信をしています。その活動も通じて、現在では弟子屈町の魅力に気づく方、誇りに思う方も増えているそうです。

「風土コーディネーター」を目指す。
 もう一つ印象的だったのは川上さんが目指す「風土コーディネーター」という役割です。地域が活性化していくためには、地元の方々が生き生きと生活/活躍することはもちろんですが、新しくその町に参画をしてくる人がいることも重要な要素となっています。
 一方でこれまで住んでいた地元の方々や文化と、新しくやってきた方々とその人たちが持ち込む、生み出す新しい文化を融合させていくことは非常に難しいことです。このつなぎ手を川上さんは目指しています。
 昔から弟子屈町で生活をしてきた。根を下ろしている地元の方々を「土の人」観光客や移住希望者など新しく勢いを町に持ってきた方々を「風の人」と呼びその中間でその儘では交わらない「土」と「風」を交わらせることで弟子屈町の「風土」としていこうとされています。

 それは自身がIターン移住者として、外から見た弟子屈町など客観的な視点も持ちつつ、メディアなどを通じて弟子屈町の様々な場所に入り込んでいて、そして何よりも弟子屈町を良い町にしたいという熱い想いを持っている川上さんだからこそだと思います。

 ぜひ弟子屈町に遊びに行ってみてはいかがでしょうか。